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生産体制

高品質、安全性、安定的な供給が求められる医療機器。 当社は品質管理に関する厳しい基準を設け、部品の納入から出荷まで、様々な検査装置や計測機器等を使用して、安全性や品質に関する確認を行っています。また、組立では熟練した専門スタッフのもと確かな製品づくりを行なっています。

顧客に信頼される製品を提供するため医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格であるISO13485等を取得し、今後も「製品品質の担保」「安定供給機能の充実」「生産効率の改善」を常に意識し、さらなる高品質な製品を送り出していきます。

製造工程と環境への取り組み

当社の製造工程の概要は以下のとおりです。

滅菌工程における滅菌方法はガス滅菌でエチレンオキシドを使用しています。エチレンオキシドとは、別名 酸化エチレンとも呼ばれるPRTR法(化学物質管理促進法)による第1種指定化学物質です。

PRTR法は有害性のある様々な化学物質の環境への排出量を把握することにより、化学物質を取り扱う事業者の自主的な化学物質の管理の改善を促進し、化学物質による環境の保全上の支障が生じることを未然に防止することを目的として制定されました。エチレンオキシドはこのPRTR法の対象化学物質となっており、環境への排出量の届出が義務付けられています。

これをきっかけに、当社ではエチレンオキシドの管理を改善し、大気中への排出量を減らす取組みを実施いたしました。具体的には触媒燃焼処理装置を設置して触媒を利用した排ガス処理(触媒による酸化分解)を行うことによりエチレンオキシドの大気中への排出量をゼロにしました。ちなみにこの触媒燃焼処理装置は排風量10立方メートル/分、処理効率99.9%の電熱式触媒燃焼処理装置です。

このように環境面に配慮しながら当社は生産活動を行っています。