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東京クリニック院長・順天堂大学名誉教授


医療用具業界のマーケットは欧米輸入品主体でありますが、輸入品と国産品とではどのような違いがありますか。

輸入品と国産品とを比較した場合、国産品の方が価格が安い傾向にあります。だから、輸入品と同等クラスの国産品が市場に出てくれば今よりも安く購入できることになります。同じ種類のものであれば安く購入できるにこしたことはありません。それは患者さんにとっても負担の軽減につながることになります。

使い勝手の面から見ると、こちらからの改善要望に対して改良の対応が早いのは国産品、改良に対する自信度が高いのは輸入品ということがいえると思います。また、故障等に対する対応について、それを販売した人の責任の感じ方も日本人と外国人とでは違っています。

医療用具を使用する立場から医療メーカーにどのようなことを望まれますか。

単に利益を上げることばかり考えるのはよくないと思います。どんな些細なことでもいいから、今は市場は必要としていないが今後必要性が出てくるかもしれないということを探してみて、それの先のことを考えてみることも大切だと思います。今はわからないがそのうち化けるかもしれないということにも是非目を向けてほしいものです。

また、医療費が抑制されている中で、医療機器を今よりも安く購入できればというのが率直な気持ちです。現在市場に出ているものと同じ機能を持ちかつ安い価格帯の医療機器がどんどん市場に出てくるといいですね。

学会での先生方の発表から医療メーカーにも学びとってほしいことはありますか。

正直、学会での話を聞いても第三者にはよく理解できないと思います。それは医者が医者に対して話すときと第三者に対して話すときとでは使用する言葉が違うからです。やはり医者に対して話すときには専門用語を使用することが多くなります。当然、第三者には何のことなのか理解できないと思います。

話の内容は理解できなくても、次のことだけはきちんと理解していてください。「医者は常日頃からいろいろなことを考えている。とくに患者さんのことを考えて一生懸命になっているのだ」ということを。

インタビューを終えて

頭の中は常に患者さんのことでいっぱい。
インタビューを通してそのことがひしひしと伝わってきました。医者と患者との信頼関係はこのようなことから生まれてくるのだということも改めて感じました。また、医療の進歩のためメーカーへ大きな期待を寄せているということも実感できました。